ユニバーサルデザイン

40号発行：2019年8月25日
価格：2,160円（税込）

《特集 1 》
都市機能の再生
長野県小諸市
少子高齢化や都市部への人口流出など、様々な課題から地方都市の活力は全国的に低下してきている。その中で、国土交通省の「地方都市リノベーション事業」は、地方都市の既成市街地において、既存ストックの有効利用を図りながら、民間活力を取り込み持続可能な都市構造への再構築を図る施策。地域に必要な都市機能の整備・維持を支援し、地域の中心拠点・生活拠点の形成を推進し、地方都市の活性化を目的とするものである。
小諸市は、同制度の第１号として、類例のない市庁舎、市民交流センター、病院を主要施設に市街地中心部へ集約したコンパクトシティ構想のリノベーション事業を進めた。
多くの人が様々な目的で集う「多極ネットワーク型コンパクトシティ」のひとつのモデルとして、小諸市のまちづくりを紹介する。

《特集 2 》
まちづくりの手法「リファイニング建築」
リファイニング建築とは、老朽化した建物の大部分を再利用しながら、大胆な意匠の転換や用途変更、耐震補強を可能にする建物の再生技術です。
この手法の提唱者であり、約四半世紀にわたりさまざまな実践を行ってきた建築家の 青木 茂 氏の代表的な公共建築物を再生した北九州市立戸畑図書館と、岡山県真庭市立中央図書館の二つの事例から、古い建築が輝きを取り戻す持続可能なまちづくりの手法を紹介する。

編集長インタビュー
医療は福祉との連携プレーで─社会奉仕の精神が重要。
21世紀の医療・福祉のリーダーに求められるものとは
社会医療法人厚生会 木沢記念病院 理事長　山田實紘

自治体フォーラム
千葉県野田市　鈴木 有 市長
千葉県松戸市　本郷谷 健次 市長
三重県亀山市　櫻井 義之 市長
静岡県袋井市　原田 英之 市長

その他
●連載　ユニバーサル健全デザイン
など