21世紀の社会のしくみをデザインする

できるだけ多くの人が安心して快適に暮らせるユニバーサル社会を実現するために1998年に創刊された雑誌です。ユニバーサルの考え方や最新事例を紹介しています。

ユニバーサルデザイン

39号発行:2018年4月25日
価格:2,160円(税込)

《特集 1 》
建築が病院を「健院」に変える
江東リハビリテーション病院

1998年、長澤泰先生(当時東京大学工学部教授)には、弊誌創刊号の「未来環境を考える」と題するコラムにご登場いただいている。
提言は、これからの病院は病気にわずらわされない生活を支援するところであるべき。つまり、病院は患者を収容して病巣を除去するところという一般的な認識から、患者が求めている療養環境に合わせて多様に対応できる機能を持ち、建築面からも健康回復に貢献できるものに変わるべきだというものであった。
この病気に対抗する建築「病院」から、健康を獲得する建築「健院」への移行の考え方は、そこから遡ること10年前の1990年ころから提唱されている考え方である。それから、四半世紀が経ち、現在では癒しの環境への関心が高まり「健院」の条件を満たす好事例ができてきている。
例えば、2014年に開院した「佐久医療センター」は自然環境を取り込んだ威圧感のない計画で、「健院」の典型事例。次に2011年に移転新築した「足利赤十字病院」(IFHE国際医療福祉建築賞2016年最優秀賞を受賞)は、成長と変化に耐えるマスタープランに基づく21世紀型「健院」として、長澤先生が評価している事例である。
本特集では、弊誌が推薦する「健院」の事例として、2017年10月に開院した地域の医療連携を支える回復期病院「江東リハビリテーション病院」の詳細を検証することとした。

《特集 2 》
健康都市と持続可能な開発目標
普遍的な価値の融合 ─SDGs─

編集長インタビュー
細胞や身体のシステムを探求する
身心一体科学で健康寿命を伸ばす
東京農工大学客員教授・東京大学名誉教授、教育学博士 跡見順子

世界の健康都市「フィリピン」

自治体フォーラム
東京都台東区 服部征夫 区長
東京都西東京市 丸山浩一 市長
愛媛県西予市 管家一夫 市長

その他
●連載 ユニバーサル健全デザイン
など

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ユニバーサルデザイン39号の表紙

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